2月の文庫新刊をつらつらと眺めつつ

 つい昨日、「忙しいから明日は書けないな」という一丁前なことをのたもうたわけですが、もちろん人に胸をはって「忙しい」と表明できるような立場にはいないので、書きます。たぶん三日坊主にはなるけど、二日でも続くことは、善きことかな。

 

 以前はてなブログを(周りにも隠れて)やっていたときは書店員としての知識収集のためちまちまと文庫の新刊情報を貼っていたわけですが、めっぽう時間を取りそして肩をこらせる作業なのでここでやることはないでしょう。

 

 ただ、やっぱり再び書店で働く身になったので改めて情報収集の習慣は付けていこう、とは思う。ということで、卸しの太洋社さんのサイトから2月下旬発売の文庫を。使いやすさは昔と変わらず、大変にありがたい。元ラノベ担当だったので、『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』が11巻までいっていることに驚いたり、「へー、ゼロの使い魔まだやってるんだー」とか懐かしくなったり

 

 というところで、そう言えば作者さん亡くなってるじゃん。ということを思い出す。

 

 慌てて検索かけたら、遺されたプロットで新作が書かれた、とのこと。しかも全世界同時発売ですか。これは事件じゃないですか。まあ、自分が働いている本屋はラノベを一切置いていないとこなので関係ないっちゃあ無いのですが。

 愛読者でもなかったから、かんけいないっちゃあ無いのですが。

 なんとも不思議な感慨はある。外野だから感じること、というのも存在するのでは。そう思いつつ、世界中のファンの方々に僭越ながら祝福を。天国のヤマグチノボルさんに静かに尊敬の念を。僕程度には事情はよく呑み込めていないですが、あなたは愛されています、きっと。