アメトーク「読書芸人」メモ
又吉の言葉よりも意外にも若林の言葉で気になることがあったのでメモ。
なんか違ったらごめんなさい。
(紀伊国屋書店新宿本店・新書棚の前にて)
若林「タイトルを突っ込みながら見るのがやっぱ面白いんですよ。たとえば『言いたいことが言えない人』とか。本読んだから言いたいことが言えるようになんねーだろうとか。思いながら」
蛍原「突っ込んでんの!?タイトルで突っ込んでんの?」
(欽ちゃんの本のタイトルには突っ込めなかったりなんかして中略)
まあここらへんはツッコミらしいなと思いながら、次。
若林「で面白いのが、あのタイトルに流行みたいなのがあって」
一同「へえ」
若林「空気を読むっていう時代が始まったときあったじゃないですか。で『空気を読むには』とか『空気が読めない人』みたいなのがダーと並ぶ。そしたら九か月後ぐらいに『空気なんて読まなくていい』って本が流行り始めるんですよ」
宮迫「否定のものが絶対来る」
若林「そうなんですよ。流れが面白いですよね」
わりとさらっと(笑)流されていった内容なんですが、自分のなかでは「新書っていう媒体ってなんなの?教養売りにしてるようで、変に流行にのって内容デフレしてない?ほんまに信頼できる媒体なん?」という疑念というか、「新書再考」ということが今念頭にあるので、このトレンドについての話は興味深かった。適当に「新書・九か月リバウンド説」と名付けて頭の片隅に置いておこう。
流行で「否定のものが来る」とは若干違うが、これを連想する。これは新書という発行媒体の雑誌的な(論壇的な)側面の「否定」ですね。本屋でもしこの二冊が並んで売られていたら二冊買う人も出るかもしれない。(自分は増田本だけ既読)